アリエル・ネットワークに入社しました

9月からアリエル・ネットワーク (以下アリエル) に入社しました。

以前、アルバイトで3ヶ月半ほどお仕事していました。以下はそのときの手記です。

さて、最近こんなツイートを見ました。


どうやら私がアルバイトをしていた頃から少し経って、最近たるんでいるようです。

これはまた締め直さなければ、、、

と思っていたら入社の初日から先制攻撃を受けてしまいました。ほんとに怖い会社です、、、

寝坊したんじゃないです!初日に入館できる手続きをするから9時に来てと言われてたんです (> <)、朝組イメージを払拭するために、朝何時に来ようが本当はどうでも良いです。生産性を上げるには、人によっては (私もそうですが) 朝型で取り組む方が効率的だったりもしますが、それよりも (自分にあった) 規則正しい生活を続ける方が安定したパフォーマンスを発揮できて、結果的に生産性が上がります。

閑話休題。私はこれまでフリーランスの経験もあわせると7社で働いてみました。それぞれの会社の特徴や文化の一長一短があり、どの会社が優れているとは一概に言えませんが、どの会社が自分の考え方やキャリアの方向性と最も一致しているかということは言えます。私はやはりプログラマーとしてのキャリアをもっと突き詰めたいし、チームメンバーよりもコードを書いて、チケットをクローズしまくるマネージャーが普通にいるアリエルのような職場が魅力的でした。

エンタープライズ分野のパッケージ販売という、ソフトウェア開発の王道とも言える業務に対して、これまでの経験を活かして何ができるか。結果的に過去のキャリアでは、最長3年と、中長期的な展望をもって開発に取り組むことができなかったことが私の中での課題であり、未知の領域でした。それは結果論であって本意ではなかったのですが、次に働くところは中長期的な展望をもって開発に取り組める企業にしようと決めていました。

ひとつ自己努力だけで容易に学べないものがあると思っています。良い開発プロセスを経験できるかどうかです。良い開発プロセスとはウォーターフォールできっちりやるという意味ではありません。社内の開発者がどれだけ合理的にプロセスを改善しようとしているかが重要です。会社にそういう文化があるかどうかです。開発プロセスは日々の行動の積み重ねなので、勉強会で話を聞いたり本を読むだけでは限界があります(わかった気にはなれますが)。

2013年度、アリエル新卒募集が始まりました | ありえるえりあ

実際、私が働いた7社の中で最も優れた開発プロセスをもっていたのもアリエルでした。開発プロセスの改善というのは、技術力やその知識以上に、会社の財務基盤や業務としての開発文化、そして上司の理解が必要になります。いわゆる wikipedia:技術的負債 を抱え込まないために必要なことは誰もが分かってますが、中長期的な開発計画がないと、そもそもそんな投資はできません。また、短期的な利益とのトレードオフになるため、そのバランスを取ることが難しいです。

これまで、私は独りで開発してきたことが多かったので、チームでの開発プロセス改善やその在り方を模索していけることも今後の楽しみです。

最後に1つ。

エキスパート職に関する仙石さんの見解は単純かつ明解でした。エキスパート職の職能は、まわりに良い影響を与えられるか、だと言いきりました。

マネージャになりたくないプログラマのキャリアパス | ありえるえりあ

これは私の中の「すごい人」理論にも通じます。

どこの会社にも優秀な方はたくさんいますが、本当にすごい人はあまりいません。職場にすごい人なんか滅多にいません。私が思うすごい人は、会社の枠や多少の損得なんかの概念を超えて、さらなる高みへ行ってしまうような人たちです。別の言い方をすると、自分でリスクを取って行動し、結果を出しても、さらに先を目指すような人たちです。

アリエルにはそういった人たちが何人もいますし、私もそんな人たちを目標に切磋琢磨していきたいと考えています。

結局のところ、何かおもしろそうだ、という直感は生きていく上で大事なものなんだと思います。