Django 1.2 RC 1 release notes | Django documentation | Django
本稿は上記リンク元の和訳になります
転載ミス、誤訳等については適宜修正します
Django 1.2 の最初のリリース候補版へようこそ！
このリリース候補版は3度目の、おそらくは最後となるプレビュー/開発版のリリースであり、この後に Django 1.2 の最終リリース版が案内されることになります。新機能を試してみたい、そして最終リリース版に先立って致命的なバグ修正や、何らかの問題があることを認識するために Django のコードベースをテストしてみたいといったことに興味を持っている開発者へ向けたリリースになります。
このリリース候補版はいきなり本番環境で使用することを想定していないので本番環境には使用しないようにしてください。
Django 1.2 はベータ版でフィーチャーフリーズ(feature freeze)しています。そのため、このリリース候補版は新機能を含んでなく、バグ修正のみです。新機能の概要はアルファ版やベータ版のリリースノートを確認してください。
Python の互換性
新機能ではありませんが、Django 1.2 は Django の初期リリース以来、 Python バージョンの互換性を変更する初めてのリリースになるので注意が必要です。従来の Django では Python 2.3 以上のバージョンをサポートし、テストされていました。 Django 1.2 は Python 2.3 の公式サポートを行わないようになりました。つまり Python の最小バージョンは 2.4 になります。サポートとテストが行われるバージョンは 2.4, 2.5, 2.6 で、まだリリースされていませんが 2.7 もサポートされるでしょう。
この変更で影響を受ける Django ユーザは少ないでしょう。今日、多くのオペレーティングシステムでは Python 2.4 以上がデフォルトで提供されているからです。もし Python 2.3 をまだ使用しているなら、 Python のバージョンをアップグレードするまで Django 1.1 を使い続ける必要があります。我々のサポートポリシーでは、Django 1.3 がリリースされるまでは 1.1 のセキュリティアップデートを続けていく予定です。
全ての Python 2.x バージョンのサポート、そして 3.x への移行は現在も開発が継続されています。そして Django 1.3 リリースに先立ってそのサポートが案内されることになるでしょう。
Django 1.2 ロードマップ
このリリース候補版以降は、Django 1.2 はフィーチャーフリーズと”ストリングフリーズ” (Django のコードベース内で翻訳用にマークされた全文字列は最終リリース版のカレントフォームに保持され続きます)があります。致命的なバグが発見された場合のみ、リリース候補版と最終リリース版間でドキュメントと更新された翻訳ファイルの差異を提示するでしょう。また Django の国際化対応の仕組みは 1.2 向けに拡張されていて、翻訳パッケージは数字や日付表記を行うためのデータを formats.py に含めていることに注意してください。
もし致命的なバグが発見されなければ、 Django 1.2 はこのリリース候補版の約1週間後(2010/5/12)にリリースされる予定です。
みんなができること
高品質な最終リリース版を提供するためにみんなの手助けが必要です。繰り返しますが、このリリース候補版を本番環境で使用すべきではありません。このリリース候補版を安全なテスト環境で試してみて、何かしらのバグや問題に遭遇したときにそれを報告することで Django チームを手伝うことができます。公開されている問題を検索するために Django チケットトラッカーが中心となります。
あなたが遭遇した問題が登録されていなければ、新しいチケットを登録してください。
さらに 1.2 リリースへ向けての進捗を含め、Django 開発の議論が django-developers メーリングリスト上で日々行われています。
そして、IRC チャンネルは irc.freenode.net の #django-dev になります。 Django の開発への協力に興味があるなら、そこで気軽に議論してください。
Django のオンラインドキュメントにも Django への貢献方法について説明されています。
どのようなレベルの貢献(開発する、ドキュメントを書く、シンプルにチケットの優先順位を決める、修正されたバグの検証を行う)であれ、我々はいつも歓迎して、そのことに対して感謝します。
